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奄美大島と黒糖焼酎

奄美でお酒といえば「黒糖焼酎」とされるほど、奄美の島々で愛されており、度数の高いお酒ながら糖分ゼロであるため、体に優しく、黒糖ならではの甘い香りが人気です。

黒糖焼酎は、いつ頃から製造されていたのかは定かではありません。一説には、400年ほど前の琉球王国時代にシャム(今のタイ)から蒸留酒の製造方法が伝わり、これをベースに、奄美や鹿児島等でも蒸留酒(今の焼酎)作りが盛んになったとも。

江戸時代末に名越左源太(奄美大島の小宿集落で暮らしていた)によって書かれた『南島雑話(なんとうざつわ)』には、奄美大島では、米・甘藷・雑の実・ソテツの実など様々な原料を用いて焼酎造りをしていたという記述があります。

明治31年まで奄美には酒屋がなかったため、島人は、もっぱら農家の自家酒と集落に許可された免許により醸造した焼酎のほか、沖縄の泡盛を愛飲していました。

大正時代になると、沖縄の技術者の指導を得て、酒造所が次々と誕生し、昭和28年の本土復帰時には33の酒造場があるほど。

奄美群島が本土復帰した際に、奄美特産の黒糖で焼酎を作る習慣があったことから、奄美群島だけに米こうじと黒糖を併用することを条件に、黒糖を単式蒸留焼酎の原料として使用することが認められ、現在の黒糖焼酎が始まったのです。

近年の健康志向の高まりもあり、また、平成14年後半頃から全国的な焼酎ブームが始まったこともあり、首都圏を中心に島外でも黒糖焼酎を扱うお店が増えました。

奄美の食文化に欠かせない黒糖焼酎、ぜひ、お楽しみください。

焼酎

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引用・参考:奄美ガイドブック わたしたちの奄美大島